椎名豊pデーモン・ブラウンtpティム・アマコストts本川悠平b広瀬潤次ds
以前にやっていたライフタイムに出演して頂いたのがもう4年前。その時は男性ボーカルの唄伴のセッションでした。椎名さんの本領の部分で是非出ていただきたいと思っていたのですが、そのチャンスがやってきました。しかも、テナーは、今や僕にとっては世界一といっても過言でないティム・アマコストです。本当にわくわく待ち遠しいライブでした。その期待に背かない素晴らしい演奏で応えていただきました。イギリスから迎えたデーモンのラッパはケニー・ドーハムを思わせる、仕立ての良い音色、正統派です。そして、テナーのティムのいつも前進し続けているテナー。椎名さんのピアノも新しいものに挑戦している気概にあふれています。リズムの二人、本川さんと広瀬さん。ティムが「この二人はいつニューヨークに連れて行ってもどこでもOKだ。」といっていたように、ワールドクラスです。日本人、アメリカ人、イギリス人。ジャズの世界に国境が無いことを証明してくれたようなステージでした。
今回のこの組み合わせはとりあえず一度解散とのことですが、このバンドは本当にすごい。もっと時間がたっても、このバンドは凄かったと語り伝えてゆきたいと思います。