今回のライブはいままで何度となくサイドメンとしてライフタイムに来ている鳥越啓介さんのリーダーライブです。お客様は少し寂しい水曜日の夜でしたが、彼のオリジナルとジャズマンオリジナルからの選曲でステージが始まりました。スタン・クラークの曲から始まり、トトロット、追想、パット・メセニーのトラベルズ、そしてケルト風のエセケルト、雨系かな、フュージャン、秋風、ラ・ダンサ・デラ・パッションの曲目。「秋風」が本当に美しかった。
藤井さんは何をやってもこなしてしまう名手、田中さんの個性的であるときはアグレッシブ、あるときは本当に叙情的なピアノ、そして素晴らしいテクニックをもちながら、お茶目な心とピュアな感性が同居している鳥越さん。
こんな三人が集まると、どんどんジャズの範疇からはみ出して行くのですね。
色々な方向性をおもちゃ箱みたいに聞かせてもらいました。